「牧成舎 牛乳工場」の紹介です。
これは各農家さんから集乳してきた生乳を貯める「ストレージタンク」です。
生乳の新鮮さを保つためこのタンクの周りには、冷やす液体が入っていて、中の生乳が4~6℃に保たれるようになっています。
タンク一つには2000キロ(2トン)の生乳が入っています。
真ん中の大きな機械は、「ホモジナイザー(または、ホモゲナイザー)」生乳に含まれる、形がバラバラの乳脂肪を砕きながら細かく均等の大きさにするためのものです。
ホモジナイザーを通すと、乳脂肪が均質化されるので、上部に乳脂肪が浮いているということがなくなります。
「ノンホモ」というのはこの機械を通さずに作られた牛乳です。
ホモジナイザーを通さないと、上部に乳脂肪が浮いてきてクリームラインという線ができます。
ホモジナイザーを通ってきた生乳は、この殺菌タンクに入れられ、65℃30分間の低温殺菌が行われます。
図で説明するとこのようになっています。殺菌タンクの周りにはお湯が回っています。
ちょうど湯煎をしているような感じですね。
さらに、タンク内の空気の部分にきれいな温かい空気を入れて、冷めるのを防ぎます。
このタンクは「サージタンク」といい、殺菌された牛乳を、ビンなどに充填する前に、一時的に保管しておくためのタンクです。タンクの周りには冷たい液体が回っていて常に冷たい状態を保っています
きれいに洗浄したビンがならび、牛乳や乳飲料が入るのを待っています
このように1本1本、瓶に詰められてゆきます。
充填機の出口から、白の命が出てきました(写真は180ml)このあと、丁寧に梱包して出荷されます。